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基本設定

セットアップ時に行った設定を含む、LBIM全体の設定を行うためのコマンドです。
部材の表示に関するものや、配筋標準やルールに関するものがあるため、プロジェクト開始時点で設定を行うことを推奨します。
  1. [基本設定]をクリックします。
  1. 「基本設定」ダイアログボックスが表示されます。
      • 鉄筋表示 主筋およびせん断補強筋の表示方法について設定します。
        • 立体表示:鉄筋モデルを実径表示にします。
        • 線表示 :鉄筋モデルを線表示にします。
        • 非表示 :鉄筋モデルを非表示にします。 ※Revit2023では鉄筋インスタンスごとによる表示設定が廃止されたため、[立体表示/線表示]の設定はなく代わりに[ビュー詳細度に依存]の項目となります。
      • カラー 部材の設定状態や鉄筋色表示モード時におけるカラーについて設定します。 ※鉄筋色表示の変更は[Lightning BIM クイックメニュー]から行います。
        • デフォルト
          • 設定無し:標準の鉄筋色を指定します。
        • 鉄筋位置の拘束
          • 断面ロックなし:断面設定におけるロックなしの鉄筋色を指定します。
          • 断面1方向ロック:断面設定における1方向のみロックされた鉄筋色を指定します。
          • 断面2方向ロック:断面設定における2方向のみロックされた鉄筋色を指定します。
          • パネルロック:[パネル情報]内の鉄筋ロックをされた鉄筋色を指定します。
          • 完全ロック:関連する全てのパネルで[パネル情報]内の鉄筋ロックをされた鉄筋色を指定します。 ※関連する全てのパネルとは、柱であれば柱頭・柱脚両方のパネル、梁であれば始端・終端のパネルを意味します。杭・基礎については関連するパネルは常に1つです。
          • 未チェック:Revit標準で作成した鉄筋の色を指定します。
        • 鉄筋径
          • 系列1:デフォルトでD10・D22、D35に対する鉄筋色を指定します。
          • 系列2:デフォルトでD13・D25、D38に対する鉄筋色を指定します。
          • 系列3:デフォルトでD16・D29、D41に対する鉄筋色を指定します。
          • 系列4:デフォルトでD19・D32、D51に対する鉄筋色を指定します。 ※鉄筋径は鉄筋棒ファミリのタイプを参照しているため内容はタイプによって変わります。
        • 柱・梁・杭
          • 透過度:鉄筋表示モードが[デフォルト]時の部材の透過度を指定します。
          • 鉄筋強調時透過度:鉄筋表示モードが上記以外の部材の透過度を指定します。 ※マテリアルで部材を透過している場合、透過度は0%にします。
          • 設定無し:断面設定が未設定の部材の色を指定します。
          • 断面設定済:断面設定が完了し端部設定が未完了の部材の色を指定します。
          • 設定全完了:すべての設定項目を完了した部材の色を指定します。
        • パネル
          • 透過度:鉄筋表示モードが[デフォルト]時のパネルファミリの透過度を指定します。
          • 鉄筋強調時透過度:鉄筋表示モードが上記以外のパネルファミリの透過度を指定します。 ※パネルファミリについては<パネル作成>の項で解説します。
        • その他部材
          • 干渉計算対象:[干渉計算対象]コマンドで検査対象に追加された部材の色を指定します。 ※干渉計算対象については<検査>の項で解説します。
        • 検査寸法
          • 最低定着長 各定着種類ごとにテーブル内で値を指定します。 ※参照するコンクリート強度は[基本設定]内、コンクリート強度で設定します。
            • L2:直線定着の最低定着長テーブルです。
            • L2h:フック付き定着の最低定着長テーブルです。
            • La:大梁主筋の柱内折曲げ定着の最低定着長テーブルです。
          • 機械式定着を使用した場合の最低定着長
        • 規格
          • 鉄筋:規格ごとの単位重量を指定することでRevitの集計表で鉄筋量を集計できます。 ※規格名と単位重量は、セットアップ完了後に鉄筋棒のタイププロパティ [LBIM 規格名]・[LBIM 単位重量]としてパラメータ追加されています。
            • グループ:鉄筋棒のタイプ名を参照し、呼び径ごとに自動的にグループ化されたものを表示します。
            • 名前:鉄筋棒のタイプ名を表示します。
            • [規格名]:呼び径ごとに規格を指定します。
            • [単位重量]:呼び径・規格に合わせた鉄筋の単位重量を入力します。
          • 機械式継手:最小かぶり厚さを計算するための数値上の設定です。
            • 口径:鉄筋呼び径を表示します。
            • [全長]:機械式継手の長さを入力します。
            • [外径]:機械式継手の外径を入力します。
          • スマートコントローラー:後述するスマートコントローラー使用時の移動量を設定します。
            • [ピッチ]:既定の3つのボタンの移動量を入力します。
            • [極座標ピッチ(円周方向°)]:杭筋を選択した際の既定の3つのボタンの回転角を入力します。
            • [極座標ピッチ(中心方向mm)]:杭筋を選択した際の既定の3つのボタンの移動量を入力します。
          • コンクリート強度:検査寸法で定着長テーブルに使用するためのコンクリート強度を設定します。 部材のマテリアルを取得し、そのマテリアルに対応する強度を入力します。
            • マテリアル名:プロジェクト内で取得した構造部材のマテリアル名を表示します。
            • [Fc(N/mm2)]:18~60のコンクリート強度を選択します。マテリアル名から自動で割り当てますが、手動で変更することが可能です。